Orthod-Pedia and Solution 第21回勉強会に参加して
先日、OPS勉強会に参加しました。
この勉強会は多くの歯科矯正専門家が集まる一大イベントです。
今回のセッションでは、矯正臨床に焦点を当て、吉田先生(デンタルクリニックアレーズ銀座)が講演されました。
学んだこと
この勉強会では吉田先生の20年に渡る様々な症例(叢生、上顎前突、下顎前突、過蓋咬合、開咬、長期経過症例、日本矯正歯科学会認定医case、JLOA発表caseなど)を発表して頂きました。400枚以上に渡るスライド資料も綺麗で分かりやすくプレゼンされており、自分の医院でも将来的にこのように症例発表出来たらいいな、なんて考えながら拝見していました。
全症例から学ばせて頂きましたが、特に印象に残ったのは、VTP(Visual Treatment Planing)の重要性と埋伏下顎智歯(親知らず)の移動方法です。気になり過ぎてたくさん質問してしまいましたが、①移動中の注意点②配慮するポイントなど非常に実践的で、丁寧に分かりやすくご指導頂きありがとうございました。
他にも、普段あまりお目にかかれないレバーアーム、MEAW、Compact Lockなど臨床の実際を見れたのも非常に楽しく興奮しっぱなしでした。
感想と今後の課題
セミナーを聞いて感じたことは、矯正臨床の楽しさと奥深さです。セミナーは非常に楽しくあっという間に終わってしまいましたが、それと同時に自分ならこの場合どう治療できるのかな?という疑問を持ちながら、矯正治療の奥深さも感じました。
だからこそ常に学び続けることが重要です。
歯科矯正学は進化し続ける分野であり、従来の技術、新しい技術の両方を学ぶことで、より良い治療が可能になります。歯科矯正の専門医としての引き出しを増やし、自分の知識を周りに還元するためにも精励恪勤の精神で日々の診療に当たっています。
締めくくり
最後に、OPSの主催の先生方に感謝します。いつも有難うございます。
このような勉強会を通じて、自分自身の知識を磨くことができたのは、とても貴重な経験でした。
これからもこの学びを生かし、患者さんにとって最善の治療を提供できるよう努めていきます。