美しい歯並びと顔立ちへ
美しい歯並びと顔立ちへ
当院では、歯並びやお顔立ちの美しさは、顎関節を含めた機能的な咬み合わせと共に、患者様の人生にとって極めて重要な要素だと考えています。そのため、以下のような審美的に不満足な治療結果を回避するために、治療開始前の診断・計画とシミュレーションを重視しています。
患者さまのイメージとして、矯正治療中に自身の希望に合わせて歯を動かしてもらえると考えているかもしれませんが、実際には治療途中で歯の移動量を大幅に計画変更することは難しいです。これは、建築物の建設中に大規模な設計変更が困難なのと同様です。
したがって、治療計画を立てる際に、どの歯をどの方向に何ミリ移動させるかを正確に決めておく必要があります。また、治療完成シミュレーションを入念に行い、患者様が治療後に期待する歯並びとお顔立ちの変化イメージと一致していることを確認する必要があります。
正確な治療計画を立てるために最新2D /3Dシュミレーション技術とデジタル矯正治療のワークフローを用います。計画内容の丁寧な説明と具体的な治療後のイメージもお見せしますので、患者様ご自身でもイメージ共有して頂けたらと思います。
患者さまの大切な歯並び治療を担当させてもらう責任として、治療を終えた際に満足し、笑顔で治療を終えられるよう尽力いたします。
治療計画を立てる際に考慮すべきポイントを以下に一部挙げます。
Before
(叢生:いわゆるガタガタの歯並び状態)
After
(歯並びが整い、噛み合わせも改善した状態)
デジタルセットアップシュミレーションをお見せし、噛み合わせなどのイメージを患者様と共有したいと考えております。
上記で説明した口元や前歯の審美的バランスは多くの矯正歯科医の基準となっています。
ですが実際には、個々の人の性別、年齢、骨格の形や大きさ、鼻や顎先の形、唇の形や厚み、前歯の形や大きさなどが異なります。そのため、治療計画を作成する際には、この基準をすべて満たすわけではありません。
重要なのは、口元のバランスが自然で調和しており、唇を閉じるときに顔の筋肉が過度に緊張しないこと、スマイル時に前歯が美しく見えることです。患者さんの個性を尊重し、自然な美しさを目指します。
矯正治療だけでは患者さんの希望する審美性が実現できない場合は、前歯の被せものや歯ぐきの形成、骨切りなどの治療が必要になる場合があります。その際には、専門の歯科医師と連携して行います。