歯列矯正症例No.4
治療方法・期間などについて
①主訴:歯が出てこない、隙間が気になる、口元が出ているのが気になる
②症状名:上顎側切歯の埋伏、上下顎前突
③年齢・性別:15歳 女性
④治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置、リンガルアーチ+Nanceホールディングアーチ(開窓牽引用、加強固定)
⑤抜歯部位:上下顎両側第一小臼歯
⑥治療期間:4年9ヶ月(通院57回)
⑦治療費概算:ワイヤー矯正1,045,000円
※「矯正歯科治療は公的健康保険の適用外の自費診療(自由診療)となります。」
⑧リスク:矯正装置による痛み、不快感を伴うことがある。装置除去後に保定装置をきちんと使用しないと後戻りを起こす可能性がある。
⑨担当医コメント:上あごの歯が骨の中に横向きに埋まっていたため、2年弱かけて引っ張り出しました。
骨の中に埋まっている歯を引っ張る途中で動きが遅くなるなど難航した時期もありました。
また、引っ張り出してから通常の矯正治療に移行したため、治療期間は通常より多くかかりましたが、
今後の生涯を考えると埋伏歯を使って咬合を作ることができたので大きなメリットがあると感じています。
治療期間は長かったですが、しっかりと定期的に通ってくれる真面目な学生さんであったため無事に終えることが出来ました。
⑩矯正担当医 黒岩哲良