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ABAO アライナー矯正認証協会シンポジウムに参加(備忘録)
ABAO アライナー矯正認証協会とは?
日本国内でトップを走るアライナー矯正の先生方が集まって発足した、日本初のマウスピース矯正学会のようなもの
近年マウスピース矯正が普及して、矯正治療を行う患者さんが増えているのは喜ばしいことです。
しかしその一方で、大学病院の矯正医局で基礎を学ばないで独学で矯正治療に手を出してしまう歯科医師が増加するという恐ろしいことが起きています。
その結果、初心者Drが患者さんを集客して矯正治療を行ってしまうので、歯科医師による医原性の不正咬合が多発しています。
これは日本の歯科医療の崩壊に繋がると色んな方が警告を出していますが、
好き勝手に治療する歯科医師を止める方法がないのも事実です。
そこでこの度、アライナー矯正の認定医を作ろうという流れからABAO アライナー矯正認証協会が発足されました。

アライナー矯正認証協会の目的
①認証:矯正Drのマウスピース認定医を設立、患者さんに安心して治療を受けられるDrの視覚化
②学習:マウスピース矯正の情報の場にする、治療の基準を明確化
③認知:マウスピース矯正の文化を世間に広める
マウスピース矯正の治療の質をより向上して、患者さんに還元することが最終目標になります。

今回のシンポジウムは以下の概要
1.ABAOアライナー矯正認証協会 会長挨拶 基調講演
日本でのアライナー矯正歯科の未来と課題について議論するABAO設立記念シンポジウム。
世界基準を目指しつつ、増加する矯正治療の質を確保するための認証制度の重要性を訴える内容。
そして、患者教育と市場へのアプローチを通じて、正しい矯正治療の普及を目指します。
2.シンポジウム①
アライナー矯正治療の現状とその課題を議論。ベテラン矯正医たちが成功例と失敗例を通じて学んだことを共有。
マウスピース矯正で失敗やリカバリーは必ずついてくるので参考になるし、矯正医による知見の違いが面白かったです。
3.シンポジウム②
ヨーロッパアライナー矯正歯科学会認定医(EBAO)を取得した二人の矯正医が実際に認定医試験で発表した内容を共有。
国内ではなかなか得られない情報を見ることが出来て、一部ですが雰囲気をつかむことが出来ました。
4.シンポジウム③
高度なアライナー矯正の可能性と方法を探究。高度なアライナー矯正とは抜歯矯正のことです。
抜歯ケースに対して、マウスピースの適合状態の確認でどこをチェックしているのか、どのような力をどれくらいの期間をかけるのか、その時に何を考えながらチェックしているのかになどついて具体的な臨床の考え方について議論。
5.シンポジウム④
マウスピース矯正で有名な佐本先生がマウスピース矯正の今と昔について講演。
この数年でデジタル技術の発展、治療方法の多様化に伴い、思考プロセスの変化など長年マウスピース矯正に最前線で走ってきたベテラン矯正医の考え方が聞ける貴重な機会でした。

6.シンポジウム⑤
このABAOアライナー矯正認証協会 の設立をメインで行ってきた先生たちが今何を思うのか、についての議論。
今後のABAOの活動、ロードマップについて発表。来年8月の大会が楽しみです。




