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こんにちは、赤坂矯正歯科 院長の黒岩です。
歯列矯正治療の専門医院として日々、診療を行っております。
この度、ディズニーコラボデザインで全世界で話題沸騰中の
新しいマウスピース装置「Smartee(スマーティー)」を導入することになりましたのでご紹介します。
先日開催されたセミナーをなるべく分かりやすくまとめてみました。
マウスピース矯正を検討している大人の方、お子様の歯列矯正を検討している親御様の参考になりますと幸いです。
〜“歯並び”だけでなく、“全体のバランス”まで考えた矯正治療へ〜
矯正治療といえば、これまでは「歯並び」や「かみ合わせ」といった“歯そのもの”へのアプローチが中心でした。しかし実際の不正咬合の原因を辿ると、顎の広さや位置、顎関節、舌癖、呼吸、姿勢など、さまざまな要素が複雑に関係していることがわかっています。
そこで、当院でも導入しているマウスピース矯正システム「Smartee(スマーティー)」は、従来のマウスピース矯正では対応が難しかった症例や機能面への対応力を大きく進化させた、次世代型のマウスピース矯正システムです。
「歯を動かす」から「バランスを整える」矯正へ
Smarteeでは、以下のような多面的なアプローチが可能です。
下顎の位置を整える「リポジショニング」
顎のズレや後退があると、かみ合わせが悪くなるだけでなく、横顔のバランス(Eライン)にも影響します。Smartee(スマーティー)では、下顎の位置を改善する装置を取り入れることで、より自然で機能的なかみ合わせへと導きます。
下の症例は、セミナー内で紹介されていた過蓋咬合の改善症例です。
歯並び、噛み合わせの改善と共に、下顎の位置を調整してEラインが大きく変化しています。
外科治療を用いず、矯正治療のみで下顎にここまでのアプローチが出来るようになれば、患者様の満足度も飛躍的に向上するのではないでしょうか。
口蓋の拡大(上顎の幅を広げる)
狭い上顎は、歯並びの乱れや口呼吸、いびきの原因にもなります。Smartee(スマーティー)では、マウスピースに拡大機能が付けられるため、骨格レベルでのアプローチが可能です。
舌癖への対応(特に小児矯正で重要)
舌の位置が悪いと、歯並びに大きく影響します。Smartee(スマーティー)には、筋機能訓練(MFT)をサポートするツールも豊富に用意されています。
- ミッキーマウス型の「Bite Bite」:口輪筋や舌の筋肉を楽しく鍛えるトレーニング装置。遊び感覚で続けられ、小児矯正の治療効果アップに貢献しています。
- 鼻呼吸トレーニング装置「Joy Joy」:口呼吸の癖を改善し、お口ポカンの予防・改善にもつながります。
また、矯正中に起こりやすい「下の歯茎の退縮(歯茎が下がる現象)」を防ぐ専用の装置もあり、治療の安全性や予防にも力を入れています。
難症例にも対応できる、広がる可能性
これまでマウスピース矯正は「軽度の症例向け」と考えられることもありましたが、Smartee(スマーティー)では20種類以上の補助装置を併用できることにより、中等度〜重度の不正咬合にも対応可能になっています。
顎の位置異常、開咬、叢生、反対咬合など、「これはワイヤーでないと難しいかも…」と思われていた症例にも、マウスピースで対応できる可能性が広がっています。
快適性と矯正力を両立した“昼夜分け”マウスピース
Smartee(スマーティー)では、昼用と夜用のマウスピースを使い分ける「デュアルシステム」が登場しました。(最上位プランで利用可能)
- 昼用:柔らかく快適。学校や職場でも気にならず、装着ストレスが少ない。
- 夜用:やや硬めでしっかり矯正力をかける設計。睡眠中に効率よく歯を動かします。
このように力のかけ方を時間帯でコントロールすることで、「マウスピースは痛い・つらい」といった声を軽減。患者様が装着時間を守りやすくなり、治療のスムーズな進行や期間の短縮にもつながっています。
治療の「見える化」でモチベーションアップ
Smartee(スマーティー)では、以下のような最新テクノロジーで患者様と治療のゴールを共有する仕組みがあります。
- 3Dコントロール:歯の動きを立体的に把握
- 即時スマイルシミュレーション:5分で治療後の笑顔をイメージ
- CT連携による可視化:骨格との関係も含めた診断が可能
これにより、患者様は「どう治るのか」がイメージしやすくなり、矯正治療への理解とモチベーションの向上につながっています。
Smartee(スマーティー)の特長
1. 治療計画の自由度と高機能性
Smartee(スマーティー)は、さまざまな補助装置や機能をアライナーに直接組み込めるのが最大の特長です。
例えば、
- リップバンパー、フック、ボタンなどをアライナーに一体化 →装置の脱離が減り、急患来院が減少。患者様のストレスも軽減されます。
- 顎の拡大や顎位の調整にも対応(GSモデルなど) →骨格的な改善が可能になり、より根本的な治療に。
また、小児矯正では5種類以上、成人矯正では20種類以上の併用装置を用意。患者様の成長や口腔機能に合わせて、オーダーメイドの治療計画が可能です。
2. 全身との関係を考慮した矯正方針
Smartyは、単なる歯の移動にとどまらず、姿勢・顎関節・筋肉のバランスまでを視野に入れた設計思想を持っています。
当院でも「歯並びは全身の健康の一部」という考えのもと、姿勢や舌の動き、呼吸などを含めた総合的な診断・治療を行っており、Smartee(スマーティー)との相性は非常に良好です。
3. 6年間無制限の安心サポート
成人矯正の主力プラン「GEインフィニティ」では、6年間の治療期間と無制限の再アライナー作成(リファイメント)が含まれており、安心して治療を続けることができます。
他社でありがちな「追加料金がかかる」「〇ヶ月以内で終了しないといけない」といったプレッシャーがないため、治療の柔軟性・長期安定性に優れたシステムです。
さらに、超軽度の部分矯正から難症例まで、症状の段階に応じて適切なプランが選べるので、無駄なコストを抑えて治療できる点も大きな魅力です。
小児矯正にもたくさんの工夫
お子様の矯正治療では、いかに「モチベーションを保てるか」が治療成功のカギになります。
Smartee(スマーティー)では、子どもたちが前向きに矯正に取り組める仕掛けが豊富です。
- アナ雪・スパイダーマンなどディズニーキャラクターのパッケージ
- スタンプカードなど継続しやすい工夫
- ミッキーマウス型の「Bite Bite」装置:口輪筋や舌のトレーニングが楽しくなる
- 鼻呼吸トレーニング装置「Joy Joy」:お口ポカンの改善に効果的
- 歯茎の退縮を防ぐ保護装置:長期的な口腔健康にも配慮
幅広い年代に対応できる柔軟性
実際に行われたセミナーでは、12歳・25歳・67歳の患者様の症例が紹介され、小児から高齢者まで幅広く対応できることが示されました。
それぞれの年代に合った治療計画を立てることができるのも、Smartee(スマーティー)の大きな強みです。
最後に
Smartee(スマーティー)は、矯正治療における「見た目」も「機能」も、「続けやすさ」も「安心感」も兼ね備えた、次世代型のマウスピース矯正です。
お子様の矯正をご検討中の保護者様、装置の目立たない矯正をお考えの大人の方、かみ合わせや顎の違和感を感じている方まで、ぜひ一度ご相談ください。
また、マウスピース矯正は「誰がやっても同じ」ではありません。
治療を担当する歯科医師が、矯正学についてどれだけ学び、経験を積み、そしてどれだけ治療の引き出しを持っているかが、治療結果に大きく影響します。
当院では、日本矯正歯科学会の認定医が治療を担当し、専門性と品質の高いマウスピース矯正をご提供しています。
「安心して任せたい」「効果的な矯正治療を受けたい」という方にとって、信頼できる環境をご用意しております。
執筆者紹介
赤坂矯正歯科院長 黒岩哲良
経歴:日本矯正歯科学会認定医/歯学博士/鶴見大学歯科矯正学講座 非常勤講師
矯正専門の歯科医師として、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供することを使命としています。
デジタル矯正技術の導入や、最新の治療方法の研究を日々行いながら、より精密で効果的な矯正治療を目指しています。
また、インビザラインなどのマウスピース矯正のみならず、ワイヤー矯正やアンカースクリューを活用したハイブリッド治療、裏側矯正にも精通し、幅広い症例に対応可能です。
患者さんの健康と審美性を両立させるため、チーム医療の重要性を重視し、専門医との連携を積極的に行っています。
これからも最新の知識を学び続け、より良い矯正治療を提供できるよう努めてまいります。お気軽にご相談ください。