矯正治療中に美容医療は受けられる?矯正歯科医がおすすめする順番|赤坂矯正歯科|港区赤坂駅すぐの矯正専門歯科クリニック

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矯正治療中に美容医療は受けられる?矯正歯科医がおすすめする順番|赤坂矯正歯科|港区赤坂駅すぐの矯正専門歯科クリニック

矯正治療中に美容医療・美容整形は受けてもいい?

こんにちは、赤坂矯正歯科 院長の黒岩哲良です。

最近、患者さんから本当によく聞かれるご質問があります。

「矯正治療中に美容医療を受けても大丈夫ですか?」

港区・赤坂・六本木エリアという土地柄もあり、当院には経営者・エグゼクティブの方を中心に、美容クリニックに通われている患者さんが大変多くいらっしゃいます。医療脱毛・HIFU・ヒアルロン酸・アートメイクなど、矯正中に並行して施術を受ける方は珍しくありません。

結論からお伝えすると、多くの美容医療は矯正治療と並行して受けていただけます。ただし、お顔のバランス(特にEライン/esthetic line)に関わる施術については、矯正計画との兼ね合いで「順番」を考えた方がよいケースがあります。

今回は、矯正歯科医の立場から、美容医療と矯正治療を上手に組み合わせるための考え方をお話しします。


この記事でわかること

  • 矯正治療中でも受けられる美容医療と、注意が必要な美容医療の違い
  • Eライン(esthetic line)と矯正・美容整形の関係
  • 「矯正 → 美容医療」の順番をおすすめする3つの理由
  • 施術前に美容クリニックに伝えておくべきこと

矯正治療中でも基本的に問題ない美容医療

まずは、矯正治療中に並行して受けても基本的に問題が少ない施術からお伝えします。

以下のような施術については、矯正装置(ワイヤー・マウスピース型矯正装置/clear aligner)が入っていても、施術自体に大きな支障が出ることは稀です。

  • 医療脱毛(顔脱毛を含む)
  • レーザーフェイシャル
  • HIFU(high-intensity focused ultrasound/高密度焦点式超音波)
  • ボトックス注射(botulinum toxin injection)
  • ほうれい線・涙袋などへのヒアルロン酸注入
  • 眉毛アートメイク・リップアートメイク

とはいえ「絶対に大丈夫」とは言い切れない部分もあります。たとえば顔脱毛の場合、メタルブラケット(金属製の矯正装置)は熱伝導性があるため、レーザーの種類や出力によっては装置周辺に一時的な熱感を覚えることがあります。

美容クリニックやサロンによっては、お口にコットンを含んで施術するなどの工夫をされているところもあります。事前に「矯正中であること」「使用している装置の種類」を伝えておくと安心です。

アートメイクは矯正調整日との間隔に注意

眉毛・リップのアートメイクも、矯正治療との直接的な干渉はほとんどありません。

ただしリップアートメイクの直後は、唇の腫れ・ヒリヒリ感・口を大きく開けづらい状態が数日続くことがあります。この時期に矯正の調整(ワイヤー交換・アタッチメント装着など長時間お口を開ける処置)が重なると、率直に申し上げて少し辛く感じると思います。

個人的には、矯正調整の前後3〜5日程度はアートメイクをずらしていただくと、どちらも快適に進められると感じています。


注意が必要なのは「Eライン」に関わる美容整形

一方で、矯正歯科医として一度立ち止まって考えていただきたいのが、お顔の骨格バランスそのものを変える美容医療です。

具体的には以下のような施術が該当します。

  • 鼻のヒアルロン酸注入・鼻プロテーゼ
  • 顎(オトガイ)のヒアルロン酸注入・顎プロテーゼ
  • 輪郭形成(脂肪吸引・骨切りなど)
  • おでこのヒアルロン酸・脂肪注入
  • 口元・人中まわりの施術

これらは「施術してはいけない」という話ではありません。問題になるのは矯正治療計画とのバランスです。

矯正治療は歯並びだけを見ているわけではありません

意外に思われるかもしれませんが、矯正治療では歯だけを見て計画を立てているわけではありません。診断時には以下のような項目を総合的に評価しています。

たとえば「抜歯をするかどうか」「口元をどこまで下げるか」「前歯をどの方向に動かすか」といった判断は、Eラインや横顔のバランスを考慮して決めています。

そのため、矯正治療の途中で鼻や顎にボリュームが追加されると、診断時に想定していた仕上がりのバランスがずれてしまう可能性があるのです。


個人的には「矯正 → 美容医療」の順番がおすすめです

これは矯正歯科医としての個人的な見解ですが、もし両方を検討されているのであれば、先に矯正治療、その後に美容医療という順番をおすすめしています。

理由は3つあります。

理由1:矯正だけでも横顔は想像以上に変わる

矯正治療によって、横顔の印象は患者さんが想像されている以上に変化することが多いです。

たとえば、抜歯を伴う矯正で口元を下げた30代女性のケース(治療期間:1年8ヶ月)では、治療前に「顎にヒアルロン酸を入れたい」と仰っていた方が、治療後には「もう必要ないかも」と判断されたことがあります。

もちろん変化には個人差がありますし、症例によって結果は異なります。それでも、矯正後のお顔を見てから美容整形の必要性を判断する方が、結果的に過剰な施術を避けられると感じています。

理由2:美容整形後だと矯正診断の精度が下がることがある

すでに顎や鼻にヒアルロン酸・プロテーゼが入っている状態だと、矯正の診断時に「本来のお顔の骨格」が読み取りにくくなることがあります。

セファログラム(cephalogram/頭部X線規格写真)では骨格は把握できますが、軟組織(soft tissue)の輪郭は施術の影響を受けます。診断の精度を高めるためにも、矯正を先に進めた方がスムーズです。

理由3:矯正は早く始めるほど治療しやすい側面がある

成人矯正でも十分綺麗に仕上がりますが、年齢を重ねるにつれて以下のような点に配慮が必要になります。

  • 歯周組織の状態
  • 骨代謝のスピード
  • 歯肉退縮(gingival recession)のリスク
  • 治療期間が延びる傾向

「美容医療を先にやってから矯正を考えよう」と先送りにされている間に、矯正治療そのものの選択肢が狭まってしまうケースもあります。両方が気になっている方は、まず矯正の相談を早めに受けていただく方がよいでしょう。


矯正治療と美容医療を併用する際の注意点

順番の話とは別に、実際に併用される場合に気をつけていただきたい点を整理します。

美容クリニック側に伝えるべき4項目

  • 矯正治療中であること
  • 使用している装置(ワイヤー/マウスピース型矯正装置/裏側矯正装置など)
  • アンカースクリュー(temporary anchorage device/TAD)が入っているかどうか
  • 次回の矯正調整予定日

特にアンカースクリューが入っている方は、MRIや一部のレーザー機器との関係でクリニック側が施術プランを変更することがあります。必ず申告してください。

同日に矯正調整と美容施術を重ねない

ワイヤー交換やアタッチメント装着の直後は、歯に違和感や痛みが出やすい時期です。同日に唇周りの美容施術を受けると、両方の不快感が重なってしまいます。

少なくとも数日は間隔を空けてスケジュールを組まれることをおすすめします。

大きな顔貌変化を伴う施術は事前に矯正医に相談

輪郭形成・骨切り・大きなプロテーゼ挿入など、骨格レベルの変化を伴う施術を矯正中に検討される場合は、必ず事前に矯正医にご相談ください。場合によっては矯正治療計画の修正が必要になることがあります。


まとめ|タイプ別おすすめの考え方

最後に、よくあるパターンごとに考え方を整理します。

  • 医療脱毛・HIFU・ボトックス程度の方:矯正と並行して問題ないケースがほとんど。事前申告を忘れずに
  • ほうれい線・涙袋のヒアルロン酸を継続している方:矯正中も継続可能。アートメイクとの間隔だけ調整
  • 鼻・顎の美容整形を検討中の方:矯正を先に終えてから判断するのが個人的におすすめ
  • 輪郭形成・骨切りを検討している方:必ず矯正医と美容外科医の双方で事前協議を

院長から一言

美容医療がここまで身近になった今、矯正治療と並行してさまざまなアプローチで自分の見た目を整えていく患者さんが増えています。これは私自身、矯正歯科医として大変嬉しい時代の変化だと感じています。

ただ、矯正治療は歯並びだけでなく、お顔全体の印象を変える医療でもあります。だからこそ「どの順番で、何を、どこまでやるか」を一度立ち止まって考えていただけると、結果的に過剰な施術を避けられ、ご自身の本来の魅力を最大限に引き出せると感じます。

私自身も、臨床経験を重ねるなかで「美容医療と矯正の境界線」について考えることはたくさんあります。日々アップデートされる治療技術に向き合いながら、患者さん一人ひとりに最適な順番をご提案できるよう努めています。

矯正と美容医療、どちらも「自分をもっと好きになるため」の医療です。ぜひお気軽にご相談ください。

赤坂矯正歯科 院長 黒岩哲良


美容医療との併用が気になる方へ|初診相談のご案内

美容医療と矯正治療をどう組み合わせればよいか迷われている方、Eラインや横顔のバランスを含めて自分に合った矯正方法を知りたい方は、ぜひ一度当院の初診相談をご利用ください。

専門的な診断とわかりやすい説明で、不安や疑問を一つひとつ丁寧に解消いたします。

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執筆者紹介

赤坂矯正歯科 院長 黒岩哲良赤坂矯正歯科 院長 黒岩哲良

経歴:日本矯正歯科学会認定医/歯学博士/鶴見大学歯科矯正学講座 非常勤講師

矯正専門の歯科医師として、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供することを使命としています。

デジタル矯正技術の導入や、世界中でアップデートされる治療方法の研究を日々行いながら、治療精度を高めています。表側ワイヤー矯正、アンカースクリューを併用したハイブリッドな治療、マウスピース型矯正装置や舌側(裏側/リンガル/ハーフリンガル)矯正装置などを使用する目立たない治療、加速矯正処置も行っており、幅広い症例に対応可能です。

患者さんの健康と審美性を両立させるため、チーム医療の重要性を重視し、各専門家との連携を積極的に行っています。

これからも最新の知識を学び続け、より良い矯正治療を提供できるよう努めてまいります。お気軽にご相談ください。

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